映像をスクリーンなどに投影する装置。日本では、1973年にブラウン管タイプの有効画面サイズ50インチが発売されたが、暗い部屋でしか映せず画像もかなり荒かった。1989年には100インチまで映せる液晶タイプの家庭用が48万円で発売され、ホームシアターブームが到来する。1995年には、従来の数倍以上の明るさとなった。2000年代になると、高解像度のフルハイビジョンが登場し、機能と画質性能は格段に向上。明るい部屋でも高精細な映像が楽しめ、触れる映像へと進化している。

1988年、全国で28か所目の重要伝統的建造物群保存地区として選定。「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くしたり、隣家との境に張り出すように袖壁を設けたりした防火壁のことで、後には裕福な家の象徴となる。ここ美馬（みま）市脇町（わきまち）は、脇城（わきじょう）の城下町として成立し、藍（あい）の集散地として発展したもので、町家の両端に本瓦葺（ほんがわらふ）きで漆喰（しっくい）塗りの「うだつ」が多くみられることが特徴。現在は江戸中期～昭和初期の85軒の伝統的建造物が建ち並んでおり、現存する1番古い建物は1707年に建てられた。

約7700万～7350万年前（中生代白亜紀後期）に生息していた草食恐竜である。全長は約10mで、頭頂部から伸びる長いトサカが特徴的。トサカの内部は鼻の穴からつながっており、鳴き声を増幅させる共鳴管だと考えられている。水中でシュノーケルとして用いていたという説も有名であったが否定されている。2009年にアメリカのユタ州で見つかった個体は推定年齢が1歳未満ながら全長約2mで、トサカが発達しておらず高い声で鳴いたと考えられる。

チョコレートでコーティングしたキューブ型のスポンジ生地にココナッツをまぶしたオーストラリア発祥のお菓子。諸説あるが、1896年から1901年までクイーンズランド州総督を務めたラミントン男爵、またはその男爵夫人に由来すると言われる。2006年には、7月21日は「ナショナルラミントンデー」と制定され、近年では「ラミントン・ドライブ」と呼ばれる募金活動としての販売も行われている。抹茶やゆず、苺フレーバーなどのカラフルなアレンジも考案され、広く親しまれている。

1856年生まれ。交流電流発電装置の発明者。直流電流と比べてコストがかからず扱いやすい電圧に変圧できる交流電流による送電方法を広めるため、1884年に渡米し、革新的な発明で名を挙げていたエジソンの下で働いた。直流電流の優位性を保ちたいエジソンは交流電流は危険であると広めたが、テスラは100万ボルトの交流を自身の身体に流し、安全性をアピールした。1893年のシカゴ万博や、ナイアガラの滝発電事業で交流電流が採用されたことで、世界が交流へとシフトした。