太陽の外層「コロナ」を直接観測する無人探査機。2018年8月にNASAから打ち上げられ、2024年12月24日に太陽への最接近記録を塗り替える快挙を達成。7年かけて23週しながら軌道を狭め、これまでの約7分の1の距離となる、太陽から約610万kmの位置を時速約69万kmという驚異的な速度で駆け抜けた。100万℃を上回る超高温コロナだが、粒子密度が極めて低く熱伝導の影響が少ないこと、厚さ11.43cmのカーボン製シールドに守られていることなどから探査機は燃え尽きない。