【2000年頃：平成】世界人口は約61億人、日本人口は約1億2600万人。世界では、ヒトゲノム計画によりDNAの解析が進んだ。日本では2008年にブロックチェーン技術が発表された。社会問題はオゾンホールの拡大。世界を牽引していたのはアラブ諸国。初期型のスマートフォンが世界各地に登場した。更に同時期のブロックチェーン技術が発展し、それを確立したGAFAの成長によって、現在の電子社会が構成されていく。（参考資料：国連人口部）

1910年8月26日、現在の北マケドニア共和国に生まれる。世界大戦や飢饉で苦しむ人々の悲惨さを知り、自ら行動しようと18歳のとき、インドのカルカッタ（現コルカタ）に出向く。貧困と疫病の社会問題に、初めの20年間は教育活動を通して貢献するが、38歳からは、スラム街に学校を開設したり、死を間近にした人を介護するホスピスを開いたりして奉仕活動に尽力。1979年ノーベル平和賞を受賞した。

名前の通り、サハラ砂漠に生息するアリ。銀色に輝く体毛は、砂漠に照りつける太陽の光を反射することで体が加熱されるのを防ぐ役割がある。特筆すべきはその脚力。2019年に発表された研究によると、1秒間でおよそ85cm、体長の約108倍もの距離を移動することができるという。人間の脚力に換算すると時速は640kmにもなる。これは気温60℃のサハラ砂漠で、巣から出て、できるだけ短い時間で餌を探せるように進化した結果だと考えられている。

岡山県の中心部は、昭和50年に全線開通した山陽新幹線、昭和63年にともに完成した岡山空港と瀬戸大橋によって交通結節点として重要な地位を築いている。瀬戸大橋は岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ10本の橋の総称で、全線開通により初めて本州と四国が陸路で結ばれた。2015年に「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録に認定され、2017年にはさらに日本の20世紀遺産に選定された。

1896年8月27日、岩手県花巻で生まれた。優しい心の持ち主で、幼少期から自然に触れ、どんな命も大切にしていた。その影響か多くの童話作品には虫や動物が多く出ている。1924年、教諭をしながら童話集「注文の多い料理店」を刊行した。死後発表された「銀河鉄道の夜」や詩「雨ニモマケズ」は特に有名である。肺を患い1933年9月21日、37歳の若さで亡くなった。