土足のままのオフィスや店舗、施設など、日常清掃では落としきれない蓄積汚れを落とすのが電動ポリッシャー。先端の円形ブラシは場所や用途により8インチ（約20cm）から16インチ（約41cm）が中心で、広範囲の洗浄・研磨作業が効果的に行える。ポリッシャー洗浄とワックス掛けを1、2か月に1度行えば、床の寿命を延ばせる。毎日の清掃には、「洗浄水散水」「洗浄」「汚水回収」を1台で行う自動床洗浄機が効率的で、センサー搭載の自走するロボット型床洗浄機も活躍中。

つる植物の葛類（かずらるい）を編み込んで架けられた原始的な吊橋で、祖谷のかずら橋が有名。重さ約6tのシラクチカズラが使われ、長さ約41m、幅1.5m、水面上の高さ14m。800年前、平家一族が追っ手から逃れるため、すぐに切り落とせる葛（かずら）で作ったとされる。大正時代にワイヤーの吊橋に架け替えられたが、1928年に地域復興目的で葛を使った橋を復活させ、安全のために芯にワイヤーを使用。葛は3年毎に架け替えられる。1955年に国指定重要有形民俗文化財に指定された。

南アフリカの草原地帯に生息していた、サバンナシマウマの亜種（あしゅ）である。体高は130cmほどで、身体の前半分にのみ縞模様をもつのが特徴。大規模な狩猟により、1878年までに野生個体は絶滅し、1883年にアムステルダムの動物園で飼育されていた最後の個体が亡くなった。しかし当時は、これが種の絶滅であったとは知られていなかった。絶滅後もシマウマとは別種だと考えられていたが、1984年に絶滅動物として初めてDNAが分析され、亜種であることがわかった。

チョコレートに生クリームを練り込み固めた滑らかな口溶けのスイーツ。1930年代にスイスで考案という説もあるが、1988年に神奈川の洋菓子店で誕生する。レシピ公開後、日本では安価な植物油脂を使用した商品が販売されてしまい、生チョコレートの規約ができた。チョコレートでは水分量が全重量の3％以下に対し、生チョコレートは「水分量が10％以上」「チョコレート生地が60％以上」「クリームが10％以上」と定義され、基準を満たす商品のみが「生チョコレート」と表示できる。

1909年生まれの小説家。小学校時代から開校以来の秀才と言われるほど成績が良く、芥川龍之介（あくたがわりゅうのすけ）の小説やエッセイを愛読し自身も小説家を志すようになった。18歳のとき、憧れであった芥川の自殺の報に接し大きな衝撃を受け、その後、自殺未遂や薬物依存に走り不安定な人生を送った。39年という短くも波乱万丈な人生の中で実体験をもとにした自伝的小説「人間失格」や「走れメロス」など数々の名作を残し、その独自の文学世界は多くの人々を引き付けている。